タイムスリップ in小江戸・川越
こんにちは。
先日とある用事で新宿を歩き回ったのですが、相変わらずややこしいですね。なぜか新宿駅東口が見当たらなくて20分さまよい歩きました。
ありとあらゆるお店があるのは非常に助かるのですが、大勢の人の波に飲み込まれるので怖いです。
そんな現代を生きていると、ふと、タイムスリップしたくなりますよね。日本古来の家屋に囲まれた場所をのんびり歩いてみたいですよね。
ですので、してきました!タイムスリップ。
小江戸・川越!
都心からほんの2時間で行ける場所です。
「小江戸」というのは、「江戸のような町並み」といったニュアンスで使われる言葉のようです。
8月30日に、高校からの友人M氏とK氏、そして私の3人で行きました。
ほぼ1年ぶりに会い、外見がちょっと大人っぽくなっていましたが、中身は全然変わっておらず安心しました。
通勤ラッシュを避け少し遅めに出発して、お昼前に本川越駅に到着。
最初はこちら、川越熊野神社へ。
この神社は面白いんです。
まず、輪投げがあります。
「恋愛運」「仕事学業運」「健康運」「金運」「心願成就運」と書いてありますね。
輪投げゾーンの横にある加裕稲荷様に10円以上でお参りをして、一人3投チャレンジできます。
我々もチャレンジしました。
結果・全員惨敗。
難しいです……。みなさんここに来たらやってみてください。
そして、足踏み健康ロードという道があります。
石が並べられていて、その上を靴を脱いで進むと、ツボが刺激されて健康になるよというものなのですが……
痛い!主にかかとが痛い!ついでに地面が熱い!
とても人に見せられない顔で走り抜けました。
でも走り終わったら、なんとなく体が軽くなりスッキリした感じがしました。M氏とK氏もそう言っていたので効果はあるのかもしれません。毎日ここに来たら健康になるのではないでしょうか。
続いてはお昼ご飯です!
『菓匠右門』というお店にやって来ました。
大河ドラマとかで見る光景です。
THE・日本という雰囲気が素敵ですね。
全員、町家の膳(1100円)を注文しました。
薔薇が乗っている……!
そっと蓋を開けてみると……
ホァ…………(恍惚)
手前が、芋おこわとお吸い物、
奥が、左から、うなぎの蒲焼き、煮物、漬物です。
それはもう至福の味でした。さっきまで喋り続けていた我々3人も、無言で箸を進めゆっくりと味わっていました。
川越は、さつまいもとうなぎが特産物なのですが、納得です。お芋は、地面から良い成分だけを得て育ったかのように、甘すぎない甘さがギュッと詰まっていました。うなぎは、味がしっかりしていて柔らかく、骨が少なくて食べやすかったです。上に乗っているとろろと相性ばっちりでした。
ごちそうさまでした!
お腹を満たした後は、一番街商店街をぶらぶらしました。
多種多様なお店があり、目移りしながら歩いたので目が回りました。
お箸の専門店、とんぼ玉のお店、服屋さん、焼きおにぎり専門店、クラフトビールのお店などなど、バリエーション豊かです。
浴衣を着た女性の観光客がすごく多かったです。
その一番商店街のど真ん中にそびえ立つのがこちら、
時の鐘です。逆光で暗いです。あしからず。
一日4回、午前6時、午後12時、3時、6時に鐘が鳴るのですが、現在はすごく音が小さくなっているそうです。近隣住民の方々への配慮でしょうか。
ですので残念ながら音を聴くことはできませんでしたが、小江戸・川越のシンボルとして存在する鐘を拝むことができて良かったです。
時の鐘から20分ほど歩き、次に向かったのは、川越氷川神社です。
"縁結びの神社"として有名なので、知っている方もいらっしゃるかもしれません。鯛のおみくじが引けるあの神社です。インスタグラムなどで時々見かけますよね。
34℃の炎天下のもと、辿り着くと……
たくさんの、色とりどりの風鈴がお出迎え。
風が吹くたびに心地よい音を奏でていて、少し涼しくなった気がしました。
お参りをしたり、フォトスポットで写真を撮ったりした後は、例の鯛のおみくじを引いてみます。
引く、というよりは、釣る、ですね。
釣り竿を持って、鯛の紐に上手くひっかけて釣り上げるんです。ユニークですよね。
このおみくじ、2種類ありまして、
"一年安鯛"の赤い鯛(全体運)と、
"あい鯛"と書かれたピンクの鯛(恋愛運)です。
私とM氏は赤いほうを、K氏はピンクのほうを引きました。
えい!
釣れました!
目がくりっとしていて可愛いです。
手のひらサイズです。
しっぽの部分からおみくじが見えていますね。
早速開いてみます!
大吉かな!最近節約とか頑張ってるし、大吉引けるんじゃないかな!
吉ーーーーー!!!
私以外の二人は大吉を引いていました。なぜなのか。
"旅行"の項目に、「利なし 行かぬが吉」などと書かれています。悲しいです。
ですが今年の私はとっても行動的なので、今後もまだまだ色々なところへ行くつもりです。誰も私を止められません。例えそれが、可愛らしい鯛であっても。
それと、川越氷川神社のすぐそばにあるカフェ、むすびcafeにも足を運んできました。
じゃん!
私は、むすびロールというロールケーキを頼みました。
和三盆糖が生地とクリームに使われており、上の部分と内側には栗が。
金箔も乗っています。キラキラです。高級感溢れていますね。
フォークを入れたら崩れちゃうかな~と思いましたが、結構密度があってしっかりと立っていてくれました。味はというと、上品な甘さで全く飽きず、クリームも甘さ抑えめでした。そのため栗の甘みが引き立っていました。
写真で見ると小さく見えますが、先ほども書いた通り密度があるので、満足感が大きいです。"むすびロール"という名前なので、結びたい縁がある人におすすめです。
そしてここ、むすびcafeは相当人気のお店のようで、午後の2時半くらいに行ったら、8組待ちでした。メニューにも「売り切れ」のシールが数か所に貼られていました。
なるべく早めに行ったほうが良いです。もしくは電話予約。メニューは、デザートだけでなくランチもあるそうですよ!
お次は、菓子屋横丁!
昔ながらのお菓子を売っているお店が立ち並ぶ、夢だらけのスポットです。
う、うわぁ!(懐かしさで膝から崩れ落ちる絵文字)
ありましたよね、こういうの……。
駄菓子の数々……。
買うつもりはなかったのですが買ってしまいましたよ……。
駄菓子の良いところって、何といっても安いことですからね。たくさん買っても200円ちょっと、とかで済んでしまいますからね。
その後は芋けんぴを食べたり、
ご縁(5円)にまたがるカメレオンに出会ったり。
地元のおじさんともお話をしました。
おじさん曰く、10月の第3土曜日・日曜日には「川越まつり」が行われ、毎年ものすごい数のお客さんで賑わうそうです。
駅からズラーっと屋台が並び、山車が巡行するという大規模なお祭りらしく、関東三大祭りの一つでもある、とおっしゃっていました。
一目見るだけでも面白いから是非来るべき、と言われたのでぜひ行ってみたいのですが、日程と相談ですね。
夕方になりお店が徐々に閉まってきたので、撤収しました。
駅に向かいながら、
埼玉りそな銀行の立派な建物を見たり、
川越銘菓・いも恋を食べたり、
キティちゃんを拝んだり、
喜多院を眺めたりしました。
解散する前に、東京で油そばを食べてきました。M氏が大盛り無料券をくれたので遠慮なく使わせていただきましたよ。
生まれて初めて油そばを食べました。名前的にギトギトしてるのかな?と勝手に想像していましたが、全然そんなことはなく、非常に食べやすく美味しかったです。
帰りにまた大盛り無料券を頂いたので、近いうちに行きたいです。
以上、川越観光の記録でした。
川越観光に行くには、川越駅もしくは本川越駅から歩くのが良いです。和服を着て歩けば、より小江戸感を味わえると思います。
昔の町並み、というと京都や奈良を思い浮かべがちですが、東京から近い場所にも、こんなふうに江戸の雰囲気を楽しめる所があるんです。現代の喧噪に疲れたらふらっと立ち寄ってみてはいかがでしょうか。