とごログ

思い出した時にだけ更新します。

進学校から大学に行かなかった私の話

こんにちは。お久しぶりです。
今回も自分語りです。有益な話はしません。できません。



さっき映画「ビリギャル」を見ました。原作は、「学年ビリのギャルが偏差値40上げて慶応大学に合格した話」で、内容もその名の通りです。


この主人公の場合は偏差値を40上げましたが、私は高校2年〜3年の間で、偏差値を40下げました。


ん???下げたの!???
何があったんだろうね!気になるね!


幼稚園の時くらいからアナウンサーに憧れ始め、「アナウンサーになるには頭が良くなければいけない!」と知り、小学生の時から勉強を頑張ってました。中学は受験せず公立に入り、これは自慢なんですけど学年3位まで上り詰めて、偏差値が70くらいの進学校へ進みました。

志望大学に関しては、高校の先生に「志望校は全員東大って書いときな!!!」と冗談混じりに言われたので、第一志望は東大って書いてました(本当です)。

成績は、最初の定期考査ではクラスでビリから7番目でしたが、4回目あたりのテストではクラストップ10に入りました。なので本当に東大を目指し始めてました。


そしたらなんか精神の病気になってしまったね!人は頑張りすぎるといつか死ぬってことがよくわかったよ。


吐き気酷すぎて勉強どころではなくなって、気づいたら、70超えてた偏差値が40台まで落ちてて、化学に至っては33でした。高3の夏くらいの模試かな?偏差値33だった。

志望は一応「筑波大学」って書いてたけど大学受験へのやる気が湧かなさすぎてほぼ一切勉強しなかったし、オープンキャンパスすら行かなかったし、私立とか考えるの面倒くさくて調べもしなかった。

そんな感じで成績悪すぎて「これ…卒業危ういぞ?」と呼び出されるなどし、気分が悪すぎて授業行かず保健室に逃げるなどもしていた。


結局受験はしたよ!長野県が好きなので信州大学受けたけど普通に落ちた。


で浪人だよね〜〜!正直この時点で死にてぇな死のうかな私とは思ってたけど生きたよね。理由はテニプリに出会ったからなんだけど、まあそれはいいや。

浪人して、無理やり予備校に行かされて、半分くらいサボりつつ1ヶ月通った。1ヶ月でやめた。本当にあの予備校には二度と足を踏み入れたくないし受付の顔も見たくないです。

そっからは半年ニートだったよ!!!!!寝るかテニプリのアニメ見るか絵を描くか食べるかだった。風呂は気が向いたときしか入らないし服もだいたいパジャマだった。

だけどアホだからアナウンサーへの夢だけは諦めてなくて、大学に行かずともアナウンサーになれる方法を調べた。

どうやら、フリーアナウンサーというのは四大卒でなくても良いらしい。てことは喋りの勉強さえしてれば行けるのか。ほう。じゃあ専門学校だな。大学受験しなくていいじゃん。と思ってネットで検索した。

そしたら今通ってる学校が検索トップに出てきた。
「うお!よっしゃ!ここにしよ!」でここにした。


そして今に至る。所属事務所も決まった。


人生何があるかわからないね。




私の高校は、卒業後の進路は「大学入学or浪人」の二択で、専門学校という選択肢はほぼありません。それを裏切って、専門学校に来ました。後悔はないです。今は。

入学して3ヶ月はずっと悩んでました。私ここにいるべきじゃねえな。来る学校間違えたわ。違う。服装とか、化粧とか、考えたこともねえわ。喋りの技術もゼロだし、顔も大したことないし、スタイルはゴミだし、みんなみたいに明るくないし。なに自己PRって。無理だわ。こんなんでアナウンサーとか、大学も出てないのに無理だわ。はぁダメだ、とりあえず卒業はするけど、ここ卒業したらやっぱもう一回大学受験しよ。って思ってました。

でもその後、とあるオーディションの予選を通ったあたりからは吹っ切れてきたのでもう悩まなくなりました。今ではここに来て本当に良かったと思ってます。


だからね、もうね、人生において壁にぶち当たったら、己を信じて突拍子もないことをすればいいよ。NPCの言うことなんてスルーすりゃいいし、己の人生なんだから己で決めればいいよ。なんとかなるもんだよ。陰キャクソオタヒキニートだったこの私が将来の夢を現実にできるところまでこられたので、いけるよ。ファイッ!!!



ビリギャルすごく面白かったです。おすすめです。

オタクでよかった!!

こんにちは。
先月12月22日、ジャンプフェスタに行ってきました。

何それ?という方は、是非検索してみてください。

ジャンプフェスタ(通称ジャンフェス)は、幕張メッセの大きな会場を使って盛大に開かれる、いわば「ジャンプ作品のお祭り」です。
各種イベント、物販、アトラクションなど、様々なものがあります。



入り口には大きな看板が。昔からお馴染みのキャラクターや、最近登場したキャラクターがたくさん、詰め込まれています。(画像載せたいんですが何故か載せられないので心の目で見てね)

ちなみに私は「テニスの王子様」のオタクなので、それが目当てでやって来ました。いつもオタクのイベントには一人で参加しがちですが、今回は私の可愛い友人が一緒に来てくれました。(彼女は「ハイキュー!!」のオタク)



今回の私のいちばんの目的は、ジャンプスーパーステージにて行われる、テニプリ声優さんのトークショーを見ることです。



10:30を少し過ぎてイベント開始。
原作のコマとともに声優さん4人が声を当てながら登場。この時点で私は尊さで胸はいっぱいでしたし呼吸は荒くなるし脚とかは震えていました。
いや、だって、作中の、彼らの、あの声を、出している、人が、目の前に、いるんですよ、正気でいられますか?

皆川純子さん(越前リョーマ役)、置鮎龍太郎さん(手塚国光役)、近藤孝行さん(大石秀一郎役)、甲斐田ゆきさん(不二周助役)の4名の方のトークが進んでいき、なんとスペシャルゲストが。





テニスの王子様」作者、許斐剛先生!!!!!!!!!!!





「こ、このみせんせー!?!?!?!?!???!??!?」と叫びながら崩れ落ちそうになる私と、心配する友人。

許斐先生は、単なる「漫画家」ではありません、「ハッピーメディアクリエイター時々漫画家」です。
だって許斐先生、作詞しますし、作曲しますし、歌いますし。超上手いですし。
このスーパーステージでも「テニプリっていいな」を歌ってくださいました。

そして私は許斐先生を拝見して、思ったことがあります。






「スタイル、良すぎ……………………」






身長は180センチ越え、脚がハチャメチャに長くスラっとしています。しかもイケメンです。

天は二物どころか百物くらい与えていますね……





さらに、もう一組、ゲストがいらっしゃいました……!!!!!!!





ミュージカルテニスの王子様、10代目青春学園テニス部レギュラーメンバー9人のキャストさんです!!!!!!!!!


私は、ないた


しかも!しかも!「tricolore」という、元々は彼らの声優さんが歌っていた曲(いわばキャラソン)を、テニミュのキャストさんが、踊り付きで歌ってくださったんです!!!!!!!

そのうえ!!!テニミュキャストさんと声優さんと許斐先生がお喋りするという「この世界の幸せを詰め込んだステージ」が誕生しました。私はその場を、この目で、見たんです。生きるって良いですね。




さて、スーパーステージの終盤では、新作映画の情報が解禁されました。
タイトルは「リョーマ!」。2020年の早春公開ということです。私がちょうど学生を終える頃です。絶対に、観に行きます。
他にもたくさんのテニプリ情報が発表されましたが、割愛します。これ以上書くと、ブログではなく私の叫び場になってしまう。




というわけで、ジャンプフェスタに行ってきた記録をお伝えしました。
もちろんグッズも買いました。
付き合ってくれた友人よ、本当にありがとう!!!


私はテニプリによって人生が幸せですが、みなさんにも何か「これを考えているときが幸せ」というものがあると思います。それを大切にして生きていくことで、人生はより楽しくなっていくはずです。


と、良いことを言った風にしてこの記事を締めくくらせていただきます。

"10万人の大家族" 浜祭

こんにちは。

突然ですが、11月3日は何の日でしょうか。

 

文化の日?みかんの日?ゴジラの日?サンドウィッチの日?武田信玄の誕生日?

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そう、年に一度のお祭り、浜祭(はままつり)の日です!!!!!!!!!!

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浜祭とは何だ?という方のために紹介しますと、文化放送というラジオ放送の会社が主催となって、浜松町にある増上寺をメインステージに行われる、年に一度の祭典でございます。

 

何が行われるのか?ですが、公開生放送がメインです。増上寺にステージを作りそこに出演者が集合して、6時間の生放送が行われます。

そして、それ以外にも、

芝公園→ぐりーんきっちんと呼ばれるグルメスペース

・ハマサイト→ライブやご飯処

・東京タワー→生放送・物販・特典会

……など、盛沢山な出し物があります。

 

詳しくはwebで。

浜松町グリーンサウンドフェスタ 浜祭 2018 | 文化放送

 

今年で開催は12回目。今回のキャッチコピーは、「10万人の大家族」。

この浜祭には、例年10万人ものお客さんが訪れるんです。大規模ですね。

 

今年で4度目の参加となる私も文化放送が大好きで、実家にいたころは常にラジオの電源を入れて流していました。アパートに住んでいる今はそれができないのですが、耳が暇なときはradikoで聴いています。

 

今回は、朝10時のオープニングセレモニーから夕方5時半のグランドフィナーレまでずっと参加し、各スペースにも足を運んでいました。

半分以上の時間を公開生放送の観覧にあてました。普段声でしか聴けない出演者たちの様子が目で見られる感動は、言葉では言い表せないです。さらに距離が近くなった感じというかなんというか。

そして、女子アナ、みんな、可愛い。

 

 

この浜祭、何がすごいかって、キャストが豪華なんですよ。

伊東四朗さん、吉田照美さん、田村淳さん、はるな愛さん、角野卓造さん……誰もがご存知の方々を、間近で、見られるんです。無料で。驚きですよね。

さらに、アナウンサーの方々や、番組レギュラーの方々もその目で見ることができます。

 

私が敬愛している砂山圭太郎アナウンサーや、伊藤佳子アナウンサーとは、見るだけでなくなんと一対一でお話もできました。

砂山アナは、アナウンサーとしてだけでなく、場を盛り上げるムードメーカー的な存在としても魅力的です。親近感のある温かな声と雰囲気が大好きなんです。

気象予報士でもある伊藤アナは、私と同い年の娘さんがいるとは思えないほど、とっても若く見えて綺麗で、とにかく小顔。しかも声も可愛くてずっと聴いていたくなります。

 

お二人にはサインも頂いてしまいました…………家宝にします。

 

 

 

生放送の中で、石垣島出身のバンド、きいやま商店のライブが行われました。

リョーサさんとその弟、マストさん、いとこのだいちゃんさんの3人組エンタメバンドで、バンド名はかつておばあちゃんが石垣島で経営していたお店の名前から命名されました。

きいやま商店 | オフィシャルウェブサイト – 石垣島出身の従兄弟・兄弟で結成されたエンタメユニット「きいやま商店」

 

浜祭のテーマソング「ハッピーワンダフルフレンズ」や、「僕らの島」などが披露され、会場はかなり盛り上がりました。

きいやま商店は、飾り気のないまっすぐな歌い方と、沖縄の方言がちりばめられた独特の歌詞が特徴のバンドです。

私は沖縄出身ではないし、行ったこともないけれど、ライブを見てなぜか故郷に帰ったような懐かしい気持ちになりました。

今年こそ紅白歌合戦に出たいと言っていました。私も出てほしいと思っています。出てください。

 

 

さて、グルメレポートに入りましょう。

……と言いたいところなのですが、とある先生に「訪れた場所のレポートをする時に、グルメレポートに逃げてばかりではいけない」と言われたのです。

ですので、軽く感想を記す程度にしておきます。

 

まず、ハマサイトグルメで頂いた、こちら。
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とんかつまるや唐揚げです。4個入り300円。揚げたて。

サクっとしたと思ったらジュワっと肉汁が口いっぱいに広がりました。

 

 

ここからはすべて芝公園ぐりーんきっちんで食べたものです。

 

朝10時からがっつりとファストフード。
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いかりややみつきチーズポテトけずりかまぼこ乗せ、600円。

こちらは限定コラボメニュー。数量限定で、砂山圭太郎アナウンサーのブロマイドが手に入ります。

先ほど言った砂山アナのサインは、こちらのブロマイドに書いていただきました。

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カリカリのフライドポテトの上に、たっぷりのチーズと薄く削られたかまぼこがドサッと乗せられ、さらにえびせんっぽいものが周囲に敷き詰められた一品です。

 

 

3時のおやつの時間は、スイーツを。(30分くらい並びました)
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贅沢に、栗とあずきが乗っかっています。

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CHii cafeの、クレープ(マロンあずき生クリーム)、470円。

 

並んでまで食べたいと言う気持ちがよく分かります。簡潔に言うと、このお店に通いつめたいと感じました。

 

 

 

続いてはこちら。誘惑に負けました。
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ニュージーランドステーキサンドイッチ、2個入り600円。

 

ふわふわのパンに挟まれた、大量のステーキとほどよい酸味のピクルス。最高だ。

 

 

 

最後はこちら。

タイムセールで300円安くなっていたので衝動で食べてきました。
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スカイガーデンキッチン牛すじ煮込みカレー、通常800円のところ500円。

 

カレーは正義です。そしてその正義の中に、煮込まれたお肉が惜しむことなくたくさん入っており、満足感が素晴らしかったです。

 

 

以上、三度の飯より三度の飯が好きな私が飯テロさせていただきました。

合計金額?摂取カロリー?知らんな

 

 

カレーを食べながら、ベンチの隣の席に座っていた50歳くらいの気さくなおじさまとお話をしました。

その方も文化放送のファンで、浜祭には毎年参加しているとのこと。文化放送は、車を運転しながらいつも聴いているそうです。好きな番組について語り合うなどし、とても話が弾みました。

しかも私と地元がわりと近いという共通点もありました。来年もお会い出来たらいいな。

 

文化放送というラジオを通じてでなければ出会えない人と、こんなふうにお話ができるのはなんだか嬉しいですよね。朝にも、ビールを片手に持ったダンディなお兄さんや、夫婦で参加している素敵な女性とも話ができました。

 

そして皆さん、笑顔です。とにかく楽しそうなんです。浜祭の今回のキャッチコピー、「10万人の大家族」という言葉が、その雰囲気を代弁してくれています。

 

 

そして11月3日は、なぜか毎年晴れます。開催された今まで一度も雨が降っていませんし、会場の熱気も相まっていつも暑くなります。でも夕方は冷えるので、行く際は「帽子(日差しをよけるため)・薄手の服(暑くなるため)・水分(熱中症予防のため)・上着(夕方は冷えるため)」が必須です。

 

場所は増上寺都営大江戸線大門駅・JR浜松町駅がいちばん近いですかね。

 

 

 

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来年も、行きます。

9.21 奴との戦い(画像はありません)

こんにちは。

今日は夢のない話をします。

画像は一枚もありませんが表現がグロテスクかもしれません。ご注意ください。

 

 

 

 

 

時は9月21日金曜日。アルバイトを終え、アパートに帰宅したのが22:30。

今日のアルバイトは激務だったし……夜食食べちゃお!……と、菓子パンを食べていました。

 

 

すると……。

 

 

何やら本棚のところから、「カサッ……」という音がしたのです。

 

 

 

そう、「カサッ……」と。

 

 

 

 

エアコンの風でビニール袋か何かが揺れたのかな?と思いましたが、エアコンは運転していませんでした。

 

 

 

 

 

 

 

…………?

 

 

 

 

 

 

 

 

私は、その音がした方角を見てみました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なにやら黒い影が見えます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その時はコンタクトも眼鏡もしていなかったのでよくわからず、「幻覚かな?」と思っていたのですが、

 

 

 

 

 

 

「カサッ……カサッ……」

 

 

 

 

 

 

その音とともに、"奴"は私の前に姿を見せました。

 

 

 

私は普段から冷静沈着なのですが、"奴"のサイズが比較的大きく、つい変な声で叫んでしまいました。

 

近所の皆さん、ごめんなさい。

 

 

 

そのまますぐ殺虫剤を撒けば良いものを、取り乱した私はとりあえず風呂場に逃げ込みドアを閉めました。

 

そして風呂場のドアの隙間から、奴を監視。

 

 

 

どうすれば良いのかわかりませんでした。

 

 

 

奴を殺害したところでその後どう処理すれば良いんだ?そもそも殺虫剤は残りが少ない。果たして倒せるのか??というか、大きい。無理。無理オブ無理。

 

 

偶然手にスマートフォンを持っていたので、実家に電話をかけました。金曜日の夜中に実家、しかも固定電話に電話をする迷惑な娘です。

 

 

運良く母がすぐに出てくれました。

 

 

私:母よ、聴いてほしい。奴がついに現れた。どうすれば良い?

母:殺虫剤を撒け。

 

でしょうね。

 

 

 

 

 

 

私は怖かったので、震える声で般若心経を唱えながら、殺虫剤を撒きました。

電話越しに私の般若心経を聞いていた母の心境は、いかがなものだったのでしょうね。

 

 

撒きました。

 

 

奴も生き物です。

 

 

逃げ回ります。

 

 

そう、あの不快な動きで壁を這い回ります。

 

 

私:仏説摩訶般若波ァ゛ァ゛ーーー!!!無理!!!!!苦行すぎる!!!!!

母:頑張って!!!!!!

奴:カサカサ!!!!!!!!!!

 

 

これの繰り返しでした。

 

 

しばらくすると、奴は床に降りてきて、床に置いてあったビニール袋の下に潜り込みました。

般若心経も終盤に近づき、この戦いも終わる。そう安堵する私。

 

奴が潜り込んでからしばらく経って、カサカサ音もなくなりました。

 

よし。殺った。

 

勝った。

 

 

 

ということは、次は、奴の遺体を片付けるという苦行に入ります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無理。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私:この先の人生、たくさんいろいろな困難に出会うと思う。だが、今この瞬間よりも大変な状況はきっと訪れないだろう。

母:いいから早く片付けなさい。

 

 

はい。

 

 

 

 

 

大丈夫、トイレットペーパーを鬼のように用意して、めちゃくちゃ厚くして、心を無にして掴んでトイレに流せば良い。

5万回くらいシミュレーションをし、いざ、ビニール袋をめくります。

 

 

 

頑張れ、私。

 

 

 

 

 

 

ビニールを勢い良くどかしました。

奴はそこに、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いませんでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

笑うしかありませんでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時計の針は0:00過ぎを指しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なぜだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ビニール袋の下に潜ってから、私は瞬きもせずずっと見守っていました。奴は動きを見せなかったはず。

 

 

では、どこへ?

 

 

もはや開き直った私はあちこち探し回りました。本棚の裏、冷蔵庫の下、ロフトに置いてあった服、リュックサックの中、風呂場、全て見ました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私:母よ、奴が蒸発したようだ。どこにもいない。

母:床の隙間とかから逃げたんじゃない?

私:ということはこの部屋にはもういないということですか?

母:おそらく。

 

 

 

そうか。床の隙間から逃げたのならば納得がいく。私の前に姿を現さずとも逃げることができる。

 

ふと、時計を見ると午前3:30。かなり長時間奴を探していたようです。

ちなみに7時間半後には、とあるオーディションのリハーサルが始まります。寝なければなりません。

 

一応奴の歩いた場所を雑巾で拭き、私は、安心と不安が入り交じった、非常に揺らいだ感情のまま眠りにつきました。この際お風呂は翌朝に回します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

朝、6:00に起床。

 

起きた直後は、昨晩の戦争のことは忘れていましたが、床に置きっぱなしの殺虫剤を見て全てを思い出しました。

 

まぁ良い。奴は床の隙間からどこかへ逃げたんだ。この部屋にはもういない。もう安心できる。

 

朝風呂に入り、洗濯をし、朝ごはんを食べ、身支度をして、オーディションのリハーサルの準備をして、さて出かけようと靴を履きました。

 

あ、そういえば靴ずれを起こしていたんだった。絆創膏を貼らなければ。

 

 

本棚の一番下の段に置いてある、絆創膏の箱の入った袋を取り出します。

 

 

 

 

 

 

私は気づいていませんでした。

 

 

 

 

 

 

 

その袋は、

 

 

 

 

 

 

 

 

昨 晩 、 唯 一 、 確 認 し 忘 れ た も の だ っ た こ と に 。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もうおわかりですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その袋に、奴はいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

完全に油断していたので、hihiDくらいの高音で叫び、袋を投げ飛ばし、自分はというと2mほど後ろに飛びました。(この時ひじを打ってあざができました)

 

 

 

 

出かける寸前だったので、恐怖より怒りのほうが勝っていましたね。

もうすでに奴は虫の息だったため、急いで残りの殺虫剤と食器用洗剤とついでにお風呂用洗剤を撒きました。

 

偶然近くにあった古い雑誌とビニール袋とを上手く使い、奴の感触を感じることなくゴミ収集場所まで持っていけました。

 

 

 

 

 

 

これにて本当に終戦しました。

 

 

 

 

 

 

気が気でない私は、リハーサルを終えたあとすぐにドラックストアーに行きバルサン(霧タイプ)と強力な殺虫剤とブラックキャップ(ホウ酸団子)を買いました。

そして部屋を大掃除し、ブラックキャップを設置し、バルサンを焚きました。

数日後にはハッカ油を購入し、虫除けに効果的と言われるハッカ油スプレーを作って、毎日これでもかというくらい撒き散らしています。

また、流し台やお風呂場、できる限り水気をとって、生ゴミはきちんと袋に入れ固く口を縛るようにしています。

 

 

 

あの日以来、奴の姿は見ていません。

かなり対策をしたので多分もう大丈夫だと思うのですが、毎日緊張感とともに生きています。

先日朝起きたら、ドアのところに奴がいた気がして覚悟を決めたのですが、普通にドアノブでした。

それくらいの緊張があります。

 

 

教訓として言えることは二つ。

奴を見つけたら、ご臨終の瞬間まで絶対に見届けること。いなくなった、と思ってはいけません。

そして、部屋を清潔に保つこと。ただし自分の家だけ綺麗にしていても、隣の家が清潔でなければ、隣からやってくる可能性もあります。

だからここでホウ酸団子や忌避剤が必要になるのです。

 

 

 

夢のない話で申し訳ございませんでした。

次回は夢のある日帰り旅行記を書きます。

8月20日 大阪 二日目

こんにちは。

 

以前、「今度大阪行くんだ~」と周りの人に言ったら、

・串カツは絶対に食べるべき

・道頓堀へ行け

くいだおれ太郎とツーショット撮ってきて

・大阪と言えばお笑いだよね~

・551の豚まんが美味しいよ

とお声を頂いたので、くいだおれ太郎とのツーショット以外全部やってきました。

 

 

大阪二日目の記録に参ります。

二日目の観光ルートは、道頓堀&なんばウォーク天神橋筋商店街通天閣です。

 

 

ホテルで朝食を済ませ、9時過ぎにチェックアウト。

まずは道頓堀に向かいます。

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いや夜に行くべきでは?って思うかもしれませんが、人混みが基本的に苦手なので朝に行きました。

お店はあんまり開いていませんでしたが、雰囲気はなんとなくわかりました。夜の大混雑っぷりが想像できます。

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道頓堀川を眺めつつ、散歩を楽しみました。

 

 

時間が経つにつれ気温が上がってきたので、なんば駅の地下に避難。

なんば駅地下には、「なんばウォーク」という地下街があります。

たくさんのお洒落な服屋さん、飲食店、喫茶店、ビューティーショップなどが所狭しと並んでいます。

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「551の豚まんが、あるとき~!」で有名な、『551蓬莱』の豚まん。1個170円とお手頃価格です。

食べてみると、皮の分厚さに驚きます。3cmくらいあるのでは?というくらい厚くて、もっちもちです。

かと言って中のお肉が少ないわけではありません。むしろたっぷりぎゅうぎゅうに詰まっていて、ジューシーでぷりっぷりです。一口一口噛み締めながら食べていたので、一つ食べきるのに10分くらいかかりました。

食べ終わってから、「もう一つ食べたいな……」と思いましたが、耐えて、続いてはこちらを。
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抹茶あずき白玉ソフト。『MACCHA HOUSE』というお店で頂いてきました。

実は私、2か月前あたりまで抹茶が苦手だったのですが、なぜか突然克服したのでその記念(?)に食べてきました。

抹茶のほどよい苦みと小豆の甘みが素晴らしいです。ぷるんとした白玉と、サクサクのコーンも最高でした。

594円の価値が十分にあります。他にも抹茶関連のドリンクなど、色々なメニューがあるのでお試しください。

 

 

腹ごしらえをしたところで、再び地上へ。道頓堀を歩き回り、奴を探します。奴を。

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あ、いました!くいだおれ太郎

楽しそうに太鼓を叩いていますね。
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すごくこっちを見ています。

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よく見ると、くいだおれ太郎の後ろに下りのエスカレーターが。この先には『道頓堀ZAZA』というお笑いハウスがあります。

どうやら10分後からお笑いライブが始まるらしく、これは行くしかないなと思い、急いで入場券を買ってお邪魔してきました。

 

小さなライブハウスなので、落ち着きがあり良い雰囲気です。

ここでは、まだテレビに出たことのない新米お笑い芸人のライブが中心に行われます。

今日は「にやがりもん」「てるちゃん」「米家慈護郎」「かんばん娘」「ハネウマ」(敬称略)がネタを披露してくださいました。とても新人とは思えないほど面白いし、トークが上手いしで、30分のライブが一瞬に感じられました。

 

入場料はなんと500円。安すぎます。

 

 

続いては、全長2.6kmの距離を誇る、『天神橋筋(てんじんばしすじ)商店街』へ!

それはそれは数えきれないほどたくさんのバラエティ豊かなお店が、ずらりと並んでいます。

買い物しながらこの商店街を通るには、数時間を要するそうです。それは大変だと思い、私は一軒だけ立ち寄ってきました。

 

そのお店は、『中村屋』です。

コロッケが有名で、1個なんと70円!テレビや雑誌など、メディアにたびたび取り上げられるそうです。

この日は15人ほどのお客さんが列を成していました。

 

コロッケだけでなく、ハムカツやミンチカツなど多くのメニューがありましたが、せっかくなのでコロッケを頂きました。

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衣は、サクサク、というよりはサクッ……!という感じで食べやすかったです。分厚すぎず、口の中が痛くならない優しい衣でした。

中身は、トロッとしつつホクホクしている不思議な舌触りでしたね。新食感とでも言いましょうか、普通のコロッケと何かが違う、新鮮な美味しさでした。

ちなみにソースは付いていませんでしたが、かえってこれは付いていないほうがコロッケそのものの味が楽しめて良いかもしれません。

 

これが1個70円です。皆さん食べたくなりましたね。食べましょう、是非。

 

その後は、


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中之島を散歩し、

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大阪天満宮に行って、

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さざれ石に出会い、

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鳩に癒され、

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新世界市場を通過し、

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通天閣にやってきました!

 

と、その前に、

 

通天閣すぐそばの串カツ屋『だるま』に行きました。

串カツ屋自体は全国各地にありますが、やはり本場の味を知るべきでしょう、ということで入ったのですが……

 

店員:いらっしゃいませーーー!!!!!何名様ですか!!??!?

私:一人です~

店員:一名様ご来店でーーーす!!!!!!!(店内に響き渡る声)

 

お客さんの数名にこちらを見られました。少し恥ずかしかったです(照)

見たところ、お客さんはほとんど2人以上で来ているようでした。そりゃ物珍しいわけです。

 

ここの串カツ屋さんには食べ方のルールがあります。それは、「ソース二度付け禁止」というもの。文字通り、一度串カツをソースに付けたら、その後はもう付けてはなりません。ソースは一人一つではなく共用だからです。

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写真を撮り忘れて串カツが一本しかないですが本当は数本食べています。あまりにも美味で、気付いたら食べ終えてしまっていました……。

飲み物はビールに見えますがジンジャーエールです。

右下にあるのが「どて焼き」。すじ肉やこんにゃくなどを煮込んだ大阪の郷土料理です。

右上にあるキャベツは、何の変哲もないキャベツです。料理によく合います。無料で付いてきます。

 

メニューを見ていただけるとわかるのですが、串カツだけでも膨大な数のメニューがありました。制覇するには時間がかかりそうですが、いずれ制覇してみたいです。

 

退店時も、「ありがとうございましたーーー!!!!!」と、外に響く声で見送ってくださいました。若干恥ずかしかったけど良いお店だと感じました。

 

 

元気よく見送られ、満を持して通天閣に登ります。

通天閣は、高さ108メートル。単なる塔ではなく、大阪の誇りなんだそうです。"大阪市都市景観資源"、"生きた建築ミュージアム・大阪セレクション"、"国の登録有形文化財"の3つの勲章を持っているすごい塔です。

 

そんなすごい塔から見渡す街の風景は、見晴らし抜群です。

まずはエレベーターに乗り、ギューンと上まで行きます。

 

多分言葉でごちゃごちゃ説明するよりも、写真を見ていただいたほうが良いかなと。町並みのネタバレ(?)を避けるため一枚だけ!

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タイトル:高速道路と木々

 

真ん中から少し右の奥のほうに、小さく赤い橋が見えるのですが、わかるでしょうか。実は、一日目のブログで載せた、

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この写真を撮った場所が、こちらの赤い橋なんです!

謎の達成感みたいなものに包まれました。

 

そして実は、500円追加すると屋上に行けます。私は行っていないです。

通常の展望台は屋内でガラス越しなのですが、屋上は屋外です。風の強い日は怖そうです。

ここでプロポーズをする方もいるんだとか!素敵ですね。なんと貸し切りオプションも存在するそうです。詳しくはwebで。

 

初代の通天閣は1912年(明治45年)に建てられましたが、火事で倒壊してしまい、1956年(昭和31年)に今の通天閣が完成しました。長い長い歴史がありますね。

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地下一階のアンテナショップにも行くべきですよ。ここでしか買えないオリジナルグッズがたくさんあり楽しいです。

 

通天閣のことを全てお伝えするには記事を4つくらい使わないと書ききれないので、ここまでにしておきます。気になる方は調べてみてください。面白い情報がいっぱいあります。

 

 

さて……歩いている途中はそれほど疲れを感じていなかったのですが、旅の終わりが近づいてくると、かなり疲労していることに気が付きました。ですので夕飯はがっつり食べたいなと思い、天王寺駅の「心斎橋ミツヤ」というお店に入りました。
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カロリーが高そうですが気にしません。この二日間はノーカンです。

カニクリームコロッケが乗ったスパゲティです。旅の最後まで料理が絶品でした。

 

その後は夜行バスに乗り、席について数秒で寝ました。窓側だったのでサービスエリアのたびに隣の人を気にする必要がなく、ずっと寝ていました。

 

 

こうして私の大阪一人旅は幕を閉じました。

主要な観光地には大体行けましたし、食べたいものも食べられたので、非常に有意義な旅行ができたと自負しています。

反省点は、事前の地図の読みこみが足りなかったことです。道に迷いすぎて、グーグルマップがなかったら命はなかったと思います。NO GOOGLE MAP , NO LIFE .

逆にたくさん歩き回れたので、それはそれで楽しかったんですけどね。

 

そして心残りは、ユニバーサルスタジオジャパンに行けなかったことです。いつか誰かとともに行きたいです。

 

 

それでは失礼します。読んでくださり、ありがとうございました。

8月19日 大阪 一日目

こんにちは。

 

高校生の頃、修学旅行で京都に行きました。

普通、そっち方面に行く場合って大阪にも行くじゃないですか。

ですが、なぜか我々の学年のみ、大阪禁止だったのです。謎です。

みんな「大阪にも行きたかった……」とぼやいており、私もその一員でした。

 

では行こうじゃないか。

というわけで8月19日~20日大阪に行ってきました!一人旅です!

 

 

18日の深夜、新宿発の夜行バスに乗り、翌朝6時頃に大阪梅田の停留所へ。

 

着いてすぐの感想は、

 

 

迷路だ。

 

 

 

以前、梅田駅は5つあるとか、梅田は迷宮とか聞いたことがあったのですが、都市伝説ではなかったのですね。わけのわからなさは新宿と良い勝負です。

グーグルマップを片手にかなり迷いながら、東梅田駅に辿り着きました。

 

一日目の大まかなルートは、天王寺公園四天王寺インテックス大阪アメリカ村大阪城です。

最初に書いておきますが、この記事、相当長いです。覚悟してください。

 

 

 

まずは電車で移動し、宿泊先近くの駅のコインロッカーに大きな荷物を預け、再び電車で移動。最初に向かったのは、

 

天王寺公園

 

天王寺駅からちょっと歩くと、天王寺動物園の横に大きな公園、天王寺公園があります。

その中には、

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まさに日本、という感じの庭園。朝の穏やかな光によく合う風景ですね。

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川も静かに流れています。

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川に架かる橋から見えるのは、かの有名な通天閣

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足の赴くままに歩くと階段が。

とりあえず登ってみました。すると、

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大坂の陣でした。

今から約400年前、ここで大坂の陣があったんですね。

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しかもここは茶臼(ちゃうす)山の頂上であるらしく。朝から思いがけず山登りしてしまいました。

 

公園を出て10分ほど歩くと、

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四天王寺

ちなみに、この鳥居をくぐって左側に行くと、四天王寺中学校という学校があります。

その四天王寺中学校は、実は某テニス漫画の某中学校のモデルとなった学校なんです。

 

その通りです、聖地巡礼です。

さすがに学校の写真は撮らないほうが良いかなと思ったので、カメラはしまい、目にしっかり焼き付けておきました。

 

 

午前8時。再度、天王寺駅に戻り、近くのカフェで朝食。

そういえば朝から何も食べていませんでした。

 

カフェ「ラグーナ」というお店の前の看板に、おいしそうな写真とともに「トーストセット400円」と書かれていたので、一瞬でここに入ろうと決め入店。

 

内装はごく普通の喫茶店で、常連客っぽいご年配の方が数名いらっしゃいました。朝食どきだったので、朝刊も置かれていました。

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そしてこれがトーストセット。サクサクふわふわのトーストと、みずみずしいサラダ、温かいコーヒーという、お洒落で模範的なBreakfastを堪能してまいりました。

 

 

 

続いては、インテックス大阪へ。この大阪旅行のメインでもある、大型イベントに向かいました。

なんのイベントか?と言いますと、いわゆるオタクのイベント、スパコミです。その中で某テニス漫画のオンリーが開催されるので行ってきました。

 

多くの方が「???」となっているかと思いますが、詳しく書くとものすごく長くなるので割愛します。

関西に住んでいるオタク友達とたくさん話せたので良かったです。

 

それと今更ですが、本当に大阪はエスカレーター右寄りなんですね。

最初にエスカレーターに乗ろうとしたとき、人々が皆右側に立つので、「ん?」となりましたが、そうかここは大阪だったなと思い、何食わぬ顔で右側に立ちました。

文化の違いって面白いですね。

 

 

気付くと午後2時に。

次はアメリカ村へ!

 

アメリカ村とは、簡単に言うと、食べ歩きやショッピングがメインの若者の町です。

若者の町というだけあり、10代~20代くらいの人が多かった印象ですね。

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たこ焼きのお店、甲賀流で買ってきました!王道ソースマヨたこ焼き、10個入り、450円!

あつあつです!

 

普段目にするたこ焼きよりもやや小さめ?で、一口でパクっといける大きさです。

早速食べてみます。

 

おいしーー!生地がパリっとしたと思ったら、内側の白い部分はふわっふわでしっとり、タコはしっかりとした食感。王道のソースマヨも、惜しまずたっぷりとかけられています。

 

たこ焼きって、たまにタコが入ってないときがありませんか?入っていたとしても、すごく小さくて気持ち程度だけ、みたいなときもありますよね。

でもここのたこ焼きは違いました、全体の3分の1~半分くらいをタコが占めています。しかも肉厚。さすが本場だな~と思いました。

 

あつあつのたこ焼きをあつあつのうちに食べたので暑くなり、我は冷たいものを求めて、次にこれを食べてきました。

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その名も、アイスドッグです。

ここアメリカ村発祥のソウルフードだそうです。

揚げたてのパンの間に、バニラアイスが挟まれています。新しいですよね。

揚げたてなのでカリっとしたパンの食感、そして冷たく甘いバニラアイス。とても良いハーモニーです。

 

ちなみにこちらは400円で、50円プラスするといちごジャムやブルーベリージャムなどのトッピングもあるみたいです。

 

一つ注意すべき点は、何しろ温かいパンの上にアイスが乗っているので結構すぐに溶けてしまうところですね。早めに食べきりましょう。

 

 

アメリカ村をある程度歩き回ったところで、夕方には大阪城へ。

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敷地内の、大阪城公園です。木漏れ日が美しいです。

大阪城公園は、ただ天守閣につながる道というだけではなく、ジョギングコースやウォーキングコースとしても解放されています。

こんな素晴らしい場所でウォーキングできたらさぞ楽しいでしょうね。

 

しばらく歩くと、

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見えてきました、大阪城天守閣。立派な外観です。

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うぉー豪華だ……。8階建てという高さと、金色で彩られた繊細な装飾に高級感が出ています。

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入場しました!

 

天守閣内の見学は、1階から順番に登っていくのではなく、最初に最上階へ行き、そこから1階ずつ降りながら見て回るようになっています。

 

1階から、まずは8階へ。エレベーターも設置されていますが、私は運動も兼ねて階段で行きました。

 

階段を登り切って、外へ出ると……。

 

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おぉ……

 

大阪の町並みが一望できます。

解放感がすごい。木々の生い茂った部分と立ち並ぶビルの、コントラストが素敵です。

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夕日が沈み切る寸前。

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真ん中右あたりに通天閣も見えますね。

 

たっぷりと大阪の町並みを堪能したところで、下っていきましょう。

次は内部の見学です。

 

(内部は、撮影禁止の展示物が多かったので写真はあまりありません)

 

7階は豊臣秀吉の生涯。生まれてから亡くなるまでの彼の生涯が細かく紹介されています。

 

6階は回廊で、立ち入り禁止でした。

 

5階では、大坂夏の陣に関する展示。

映像とミニチュア模型を使い詳しく紹介されていました。このミニチュア模型が、ものすごくリアルで、細かくて、びっくりします。真田幸村隊と松平忠直隊の戦いの激しさがひしひしと伝わってきました。

 

4階へ降りると、秀吉ゆかりの品々など、戦国時代の資料がたくさん置かれています。当時の食事の展示が印象的でした。

この資料ですが、文化財保存のため随時入れ替えされているそうです。

3階も同様、当時についての資料が中心でした。

 

2階は、大阪城の情報コーナー。お城の基礎知識を詳しく知ることができます。

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現在の天守閣で使われている虎と鯱(しゃちほこ)の原寸大レプリカ。デザインといい色合いといい、かっこいいですね。力強いです。

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それと、2階で観覧記念スタンプが押せます。記念に押しましょう。

 

1階にはシアタールームがあります。秀吉と大阪城に関する番組5本が、各5分、順次上映されています。

私は時間の都合で行けなかったのですが、観ればきっと勉強になりますよ。

 

大阪城天守閣の開館時間は午前9時~午後5時ですが、今の時期は延長されており午後7時までオープンしています。

入場料は高校生以上600円、中学生以下は無料です。

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日が落ちてくるとこんなふうにライトアップされるんですね。神々しい。

 

さよなら天守閣!

 

 

夕飯は宿泊地近くのうどん屋さん、『鶴丸饂飩本舗』へ。

カウンター席の端っこを陣取り、

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メニューのいちばん上にあった、ぶっかけうどん(冷)を注文。

なんとこれ390円です。安い。

 

ひんやり冷たくてもちもちしたうどんと、さっぱりとした大根おろしの相性が最高でした。生姜も乗っており味が引き締まっています。

うどんも、店員さんの笑顔も素敵でした。また大阪に訪れたらこのお店に来たいです。

 

 

その後は真っすぐホテルへ。部屋に入ってなんとなくテレビをつけたら、「君の膵臓をたべたい」が放送されていました。

軽い気持ちで見始めたら見入ってしまって、気付いたらボロ泣きしておりました…………。

大阪まで来て、ホテルで一人でドラマを見て泣く女です。

 

 

 

寝る前に今日あったことを思い出してみたのですが、なかなかに色々な場所に行ったな、と。

大阪に着いたのは今朝のことなのに、もう三日くらいここにいるのではないか、という感覚です。

明日も楽しむぞ!!!とわくわくしながら就寝。

 

 

 

ここまで読んでくださった方、お疲れ様です。

次回は二日目の記録です。

タイムスリップ in小江戸・川越

こんにちは。

 

先日とある用事で新宿を歩き回ったのですが、相変わらずややこしいですね。なぜか新宿駅東口が見当たらなくて20分さまよい歩きました。

ありとあらゆるお店があるのは非常に助かるのですが、大勢の人の波に飲み込まれるので怖いです。

 

そんな現代を生きていると、ふと、タイムスリップしたくなりますよね。日本古来の家屋に囲まれた場所をのんびり歩いてみたいですよね。

ですので、してきました!タイムスリップ。

 


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小江戸・川越

都心からほんの2時間で行ける場所です。

小江戸」というのは、「江戸のような町並み」といったニュアンスで使われる言葉のようです。

 

8月30日に、高校からの友人M氏とK氏、そして私の3人で行きました。

ほぼ1年ぶりに会い、外見がちょっと大人っぽくなっていましたが、中身は全然変わっておらず安心しました。

 

通勤ラッシュを避け少し遅めに出発して、お昼前に本川越駅に到着。

 

最初はこちら、川越熊野神社へ。

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この神社は面白いんです。

まず、輪投げがあります。

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「恋愛運」「仕事学業運」「健康運」「金運」「心願成就運」と書いてありますね。

輪投げゾーンの横にある加裕稲荷様に10円以上でお参りをして、一人3投チャレンジできます。

我々もチャレンジしました。

 

結果・全員惨敗。

難しいです……。みなさんここに来たらやってみてください。

 

そして、足踏み健康ロードという道があります。

石が並べられていて、その上を靴を脱いで進むと、ツボが刺激されて健康になるよというものなのですが……

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痛い!主にかかとが痛い!ついでに地面が熱い!

とても人に見せられない顔で走り抜けました。

 

でも走り終わったら、なんとなく体が軽くなりスッキリした感じがしました。M氏とK氏もそう言っていたので効果はあるのかもしれません。毎日ここに来たら健康になるのではないでしょうか。

 

 

続いてはお昼ご飯です!

菓匠右門』というお店にやって来ました。

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大河ドラマとかで見る光景です。

THE・日本という雰囲気が素敵ですね。

 

全員、町家の膳(1100円)を注文しました。

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薔薇が乗っている……!

そっと蓋を開けてみると……

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ホァ…………(恍惚)

 

手前が、芋おこわとお吸い物、

奥が、左から、うなぎの蒲焼き、煮物、漬物です。

 

それはもう至福の味でした。さっきまで喋り続けていた我々3人も、無言で箸を進めゆっくりと味わっていました。

 

川越は、さつまいもとうなぎが特産物なのですが、納得です。お芋は、地面から良い成分だけを得て育ったかのように、甘すぎない甘さがギュッと詰まっていました。うなぎは、味がしっかりしていて柔らかく、骨が少なくて食べやすかったです。上に乗っているとろろと相性ばっちりでした。

 

ごちそうさまでした!

 

お腹を満たした後は、一番街商店街をぶらぶらしました。

多種多様なお店があり、目移りしながら歩いたので目が回りました。

お箸の専門店、とんぼ玉のお店、服屋さん、焼きおにぎり専門店、クラフトビールのお店などなど、バリエーション豊かです。

浴衣を着た女性の観光客がすごく多かったです。

 

その一番商店街のど真ん中にそびえ立つのがこちら、

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時の鐘です。逆光で暗いです。あしからず。

一日4回、午前6時、午後12時、3時、6時に鐘が鳴るのですが、現在はすごく音が小さくなっているそうです。近隣住民の方々への配慮でしょうか。

ですので残念ながら音を聴くことはできませんでしたが、小江戸・川越のシンボルとして存在する鐘を拝むことができて良かったです。

 

 

時の鐘から20分ほど歩き、次に向かったのは、川越氷川神社です。

"縁結びの神社"として有名なので、知っている方もいらっしゃるかもしれません。鯛のおみくじが引けるあの神社です。インスタグラムなどで時々見かけますよね。

 

34℃の炎天下のもと、辿り着くと……

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たくさんの、色とりどりの風鈴がお出迎え。

風が吹くたびに心地よい音を奏でていて、少し涼しくなった気がしました。

 

お参りをしたり、フォトスポットで写真を撮ったりした後は、例の鯛のおみくじを引いてみます。

引く、というよりは、釣る、ですね。

釣り竿を持って、鯛の紐に上手くひっかけて釣り上げるんです。ユニークですよね。

 

このおみくじ、2種類ありまして、

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"一年安鯛"の赤い鯛(全体運)と、

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"あい鯛"と書かれたピンクの鯛(恋愛運)です。

 

私とM氏は赤いほうを、K氏はピンクのほうを引きました。

 

えい!

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釣れました!

目がくりっとしていて可愛いです。

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手のひらサイズです。

しっぽの部分からおみくじが見えていますね。

早速開いてみます!

 

大吉かな!最近節約とか頑張ってるし、大吉引けるんじゃないかな!


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吉ーーーーー!!!

私以外の二人は大吉を引いていました。なぜなのか。

 

"旅行"の項目に、利なし 行かぬが吉」などと書かれています。悲しいです。

ですが今年の私はとっても行動的なので、今後もまだまだ色々なところへ行くつもりです。誰も私を止められません。例えそれが、可愛らしい鯛であっても。

 

 

それと、川越氷川神社のすぐそばにあるカフェ、むすびcafeにも足を運んできました。

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じゃん!

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私は、むすびロールというロールケーキを頼みました。

和三盆糖が生地とクリームに使われており、上の部分と内側には栗が。

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金箔も乗っています。キラキラです。高級感溢れていますね。

 

フォークを入れたら崩れちゃうかな~と思いましたが、結構密度があってしっかりと立っていてくれました。味はというと、上品な甘さで全く飽きず、クリームも甘さ抑えめでした。そのため栗の甘みが引き立っていました。

 

写真で見ると小さく見えますが、先ほども書いた通り密度があるので、満足感が大きいです。"むすびロール"という名前なので、結びたい縁がある人におすすめです。

 

そしてここ、むすびcafeは相当人気のお店のようで、午後の2時半くらいに行ったら、8組待ちでした。メニューにも「売り切れ」のシールが数か所に貼られていました。

なるべく早めに行ったほうが良いです。もしくは電話予約。メニューは、デザートだけでなくランチもあるそうですよ!

 

 

お次は、菓子屋横丁!

昔ながらのお菓子を売っているお店が立ち並ぶ、夢だらけのスポットです。

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う、うわぁ!(懐かしさで膝から崩れ落ちる絵文字)

ありましたよね、こういうの……。

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駄菓子の数々……。

買うつもりはなかったのですが買ってしまいましたよ……。

駄菓子の良いところって、何といっても安いことですからね。たくさん買っても200円ちょっと、とかで済んでしまいますからね。

 

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その後は芋けんぴを食べたり、

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ご縁(5円)にまたがるカメレオンに出会ったり。

 

地元のおじさんともお話をしました。

おじさん曰く、10月の第3土曜日・日曜日には「川越まつり」が行われ、毎年ものすごい数のお客さんで賑わうそうです。

駅からズラーっと屋台が並び、山車が巡行するという大規模なお祭りらしく、関東三大祭りの一つでもある、とおっしゃっていました。

一目見るだけでも面白いから是非来るべき、と言われたのでぜひ行ってみたいのですが、日程と相談ですね。

 

夕方になりお店が徐々に閉まってきたので、撤収しました。

駅に向かいながら、

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埼玉りそな銀行の立派な建物を見たり、

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川越銘菓・いも恋を食べたり、

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キティちゃんを拝んだり、

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喜多院を眺めたりしました。

 


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解散する前に、東京で油そばを食べてきました。M氏が大盛り無料券をくれたので遠慮なく使わせていただきましたよ。

生まれて初めて油そばを食べました。名前的にギトギトしてるのかな?と勝手に想像していましたが、全然そんなことはなく、非常に食べやすく美味しかったです。

帰りにまた大盛り無料券を頂いたので、近いうちに行きたいです。

 

 

以上、川越観光の記録でした。

川越観光に行くには、川越駅もしくは本川越駅から歩くのが良いです。和服を着て歩けば、より小江戸感を味わえると思います。

 

昔の町並み、というと京都や奈良を思い浮かべがちですが、東京から近い場所にも、こんなふうに江戸の雰囲気を楽しめる所があるんです。現代の喧噪に疲れたらふらっと立ち寄ってみてはいかがでしょうか。